小学５年の時、私の伯母が持っていた「風と共に去りぬ」を読んでスカーレット・オハラの虜になっていました。何度も何度もあの長編小説を繰り返し読んでは遠くを見ていたような気がします。後に、すでに1939年に映画化されているということを知りました。映画化されていることを知ってからは、もう観たくて観たくて、当時「ぴあ」という情報誌があって、毎回隈なくチェックをしていました。

そしてある時、東京日本橋の名画座でやっていることを知り、中学生ながらも遥々埼玉の田舎からひとりで3時間近くかけて観に行きました。それまで外出といえば、学校へ行くか、近所の友達の家に遊びに行くくらいだった私が、いきなりひとりで大都会東京へ行ってしまったのには自分でもビックリでした。でも、それくらい「風と共に去りぬ」が観たくて観たくてしかたなかったんです。

そしてビビアン・リーという女優さんを知り、何て素敵な女性なの！って。それからはビビアン・リーが私の憧れに。その当時は、インターネットもなく、図書館や本屋さんだけが私の貴重な情報源でした。ビビアン・リーが出ている映画を調べては名画座に足を運んでいたんですね。




振り返ってみると革めて、わたしって、のめり込むタイプなのね～って自分でも感心してしまいました。怒った顔、笑顔、涙を流す顔、すべてが素敵。ずっと私の憧れの女性。雰囲気だけでもビビアン・リーに近づきたい。それが舞の願いです。

もちろん今は、「風と共に去りぬ」のDVDを持っていますよ。今だに月イチで観ています。何度観ても良いものは良いですね。

１９３９年でこのクオリティというのも凄いです。